株式会社グリーンジャパン

グリーンフィールドを世界へ、未来へ。

さまざまな人からの影響を受け経営者の道へ

 私は大学時代、アメリカンフットボール部に所属し、クラブ中心の生活を送っていました。4年生では選手とコーチを兼任し、チームの戦術づくりや年間運営などのマネジメント全般も担っていました。こうした学生時代の経験が、その後のビジネスや経営者としての人生にも活かされたと思っています。
 新卒で就職したのは、大手不動産会社でした。入社後は、会社の業務以外にも幅広く興味を持ち、汚泥から人工土壌を作るリサイクル事業や、英国の著名なフラワーデザイナーと連携したフラワーアレンジメントスクールなどのアイデアを、新しい事業として関連会社へ提案することもありました。また個人では、建て替えによる都市の再開発といった社会的なニーズを予測し、不動産投資も行っていました。その頃から、人と発想が違っていたように感じます。
 こうした活動をしたことで、若い頃から財界をはじめとする各界の著名な方々と知己を得る機会を得ました。さらには人生の師と呼べる方との出会いもあり、さまざまな方から強い影響を受けたのです。貴重な体験をしていくなかで数多くのことを学び、視野が一気に広がっていきました。そして、経営者の道を歩みたいと考えるようになり、グリーンジャパンを起業しました。このような経験を通じて、ビジネスは本当に人との出会いが大切だと改めて感じております。

■コーティングは血が通う人間が行うもの

 起業してから、それまでご縁があった方々を訪ね歩くなかで、インテリア関連のオプションとして出始めたばかりだった「コーティング」を知りました。そこで興味を持って、自分で材料や施工方法などのノウハウを学んでコーティング事業を開始した後、インテリア事業の拡大も行ってきました。
 事業は“人”が資本です。私は「人の成長なくして、事業の発展なし」と考えており、おもてなしの心にも通じる、“人間力”にこだわっています。それが当社の付加価値につながっています。コーティングもインテリアも、“血が通っている人間が、責任を持って作業を行わなければならない”という想いから代理店を置かず、ずっと直営体制を貫いてきました。私が時間をかけて人材を育てているのも、その信念からです。このようなやり方を続けてきたからこそ、最大手をはじめとしたクライアントの皆様から、確かな信頼を得ているのだと思っております。
 コーティングなど、私たちが手がける商品のコンセプトは、『美粧空間』。美粧という言葉や概念は、創業当初から私の中にあったものです。これからの住まいには気持ちが“いきいきハツラツ”とする空間が必要であると考え、空間づくりによる新しいライフスタイルのご提案を行っております。将来、AIに多くの人間の仕事が奪われてしまうと危惧されていますが、私たち人間の価値はそういった生き方の提案などでこそ、活きていくと思います。

■若い社員や入社希望者にしっかりと向き合う

 私はオーナー社長として、会社の全責任を負うことはもちろん、社員一人ひとりと向き合うことを大切にしながら事業を行ってまいりました。社員教育では、人と人が嘘なくしっかりと向き合うことや、挨拶をきちんとする、人を信じる、自分に自信を持つことの重要さを伝えています。
 最近では大学中退者も多く採用していますが、彼らはリベンジしようとすごく前向きです。採用面接では、どれだけ自分の人生や親御さんときちんと向き合えているのか、核心を突いた内容を語りかけるようにしています。
 また、よく話をするのは、点数に例えるなら“100点は必要ない、30点でいい”ということです。仮に自分が20点しかないとすれば、自分より点数が低い人の中にも、自分に足りない10点を持っている人がいることを認めて、お互いに協力し合うために謙虚な気持ちで接することが大切だと語ると、皆共感してくれます。
 お客様と向き合う時に、相手が何を求めているのか。どうしたら、ありがとうと感謝していただけるのか。社員には、そういうことを敏感に感じ取れる感性のある人間になってほしいのです。

■社会から感謝していただけるように、グリーンフィールドを拡げる

 今後は、デベロッパーが海外にも進出し、コーティングの需要がより高まっていきます。だからこそ、日本発のコーティング、本物のジャパンブランドを、世界に向けてきちんとPRしていくことが重要になります。
 住宅関連では、厚生労働省がシックハウス症候群の14物質の指針値を出していますが、グリーンジャパンはコーティングの液剤だけでなく、作業で持ち込む全てのものにおいて指針値を遵守しています。また、指針値を守るだけにとどまらず、◎東京大学との産学連携による評価基準作成及び性能評価の実施、◎製品に対する科学的な検証の実施、◎広告物に対する行政機関や法律家による積極的なリーガルチェックの実施など、その性能の裏付けから表示方法に至るまで妥協することのない姿勢で追求しており、まさに全社を挙げて安心・安全・信頼の確保に取り組んでいます。さらに今後は、業界全体で安全性への意識を高めていかなければなりませんし、作業スタッフの健康も考えていく必要があります。もちろん、人材育成にもより真摯に取り組むべきです。ジャパンブランドのPRをはじめ、そのような消費者保護や業界発展のためにも、私はさまざまな機会で業界団体の必要性を訴えています。
 私には、創業時から変わらないひとつの想いがあります。それは、グリーンジャパンで働く社員は一人ひとりがオンリーワンであり、それぞれの力が集まってひとつの企業として成り立っているということです。AIの時代になったからこそ、元気でいきいきとした生命力あふれる人材を数多く育成していきたいですし、そうした人材が、新しい感性で住生活に関わる価値観を生み出してくれるのを願っています。
 これからもグリーンジャパンは、お客様へ新たな価値観や付加価値のあるより良いものをご提供し、お客様や社会から感動・感謝・共感していただける事業を推進してまいります。

代表取締役社長 佐原且朗