金子コロナ禍の外出自粛などで在宅時間が増えるなか、お客様の住まいに対する思い入れはますます強くなっていると感じます。使い勝手や居心地も含めて「より自分に合った住まいを作りたい」というお客様に、どう寄り添ってお手伝いができるのかを、つねに考えたいと思っています。
菊池インテリアのデザインでは、壁紙にこだわるお客様が増えた印象ですね。選べる壁紙の種類もたくさんありますし、インスタグラムなどSNSの映像をスマホで見せてくださりながら、「こんなイメージにしたい」というご要望をお聞かせいただくこともあります。
佐藤マンションの居室すべての壁紙を変えたいといったオーダーは、発注やその後の確認がとても重要。途中で「やっぱり変更したい」といったご連絡が急に入るのも、インテリア部門の「あるある」ではないですか?
金子住宅は大きなお買い物ですし、一度決めたインテリアは10年20年使い続けていただくもの。悩んだり迷ったりするお気持ちも当然のことだと思います。
佐藤そのときも役立つのが、グリーンジャパン特有のにぎやかな職場の雰囲気じゃないかと私は思うんです。担当者それぞれが黙々と自分の仕事に没頭するというより、たとえばメールを見ながら「わあ、●●の物件で壁紙の変更だって!」と誰かがつぶやくと、「それについてインテリアコーディネーターの■■さんから連絡入っていたよ」「▲▲社さんには私から伝えておくね」といった会話がぽんぽん飛び交って、情報をタイムリーに共有していますよね。
菅原情報をまとめる立場としても、オープンな情報共有はとてもありがたいですね。
佐原社長ここ数年は、戸建住宅のインテリア販売受託業務も手掛けるようになってきました。戸建住宅は一棟ごとに広さや間取りが異なることが多いので、マンションとはまた違った対応が求められますね。
金子食器棚一つとっても、一号棟と二号棟ではキッチンに入るサイズが違うことがあります。お部屋の数から家族構成を推察して、「食器の数はこれくらいになるだろうか」と考えることもありますね。戸建ての場合はエクステリアにこだわりたいお客様も多く、最近ではウッドデッキが人気です。
長谷川コーティングも居室の広さが違えば見積もりの価格が変わってくるので、戸建物件は現地で施工箇所や仕様の確認を行います。たとえばクローゼットも床がフローリングであればコーティングの必要があるので、扉を一つ一つ開けて確認しています。
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